「半歩前へ!」

たくさんの研修や講演の中でお話をさせていただきます。IMGP9102
「なぜ1歩ではなく半歩なの?」

私の実体験を元に、
このように答えています。
「私自身、目の前の1歩がなかなか踏み出せませんでした。でもね、
短い歩幅だって、時間をかければ大きな歩みにつながっていくんです。
だから、最初は大きな1歩を目指さないくていいんです。」と。

具体的に言いますと、
何かを上達したいと思った時に、
人は努力をしますよね。
それでも、「できる人」と「できない人」の差が生まれます。
ではこの差は、一体何なのか?
才能でしょうか?
やる気でしょうか?

もちろん、どちらも重要な要素だとは思うのですが、
もう1つ考えてほしいことがあるんです。
それが、
先ほどお話した、歩の距離の短さを時間で補う。
そう!「必要な時間」を感じながら行っているかどうか?ということなんです。

例えば、
人が歩けるようになるまでには、生まれて約1年、
話ができるようになるのに、生まれて約2年かかります。
フランス語の習得には少なくても1年はかかりそうです。
短いものでも、
自転車に乗れるようになるには2週間、
i‐phoneを使いこなすのだって1週間はかかりますよね。

そう、
何かを習得するために時間が必要不可欠なのは、当たり前のことなのです。

しかし、あまりにも「成果」に心が急いてしまい、
いつまで続ければ「成果」がでるのか?
こんなことばかり考え、
不安になって諦めてしまう営業マンが非常に多いということが残念でならないのです。

一朝一夕でプロになることは難しい。
であれば、
少し長い目の「時間基準」を持つことが有効な手段です。
なぜなら、長い基準を持っていれば、
少なくてもその期間は成果が出なくても不安になることが少ないからです。

そうすることで、歩みも確実なものとなるでしょう。
人より短い歩幅でも時間を味方にできれば、成果が出やすいものなのです。

目の前の頂きに立ちすくむこともあるでしょう。
ですがそんな時こそ、この言葉を思い出してほしいのです。

「半歩前へ!」

5月26日から2日間、受講生向けのフォロー研修「法人生保道場」を開催いたしました。
半歩前に歩みをすすめて皆さんの姿。めちゃくちゃ、かっこよかったです。

そんな歩みをすすめる皆様からの、生の声です。

(5月26日~27日 損害保険ジャパン日本興亜  Ace Academy 生保道場にご参加の皆様の声) DSCN0313
●セミナーを受講されて全体の感想
2回目ということもあり、すんなり頭に入ってきました。
・とにかくこの方法を1つの柱にして、信念を持って続けていこう!
・本日をもって「法人営業することを許可します」自分より
・感謝のワーく、シナリオの暗記、資料作成、トークスクリプト・・・。
やりたいことやりたくないこと、またはやめなければならないこと、見えました。
・前回よりも時間が早く経ちました。
自分の周りのスタッフにも上手に伝わるように、頭の中で整理できました。
・大変刺激を受けて、ためになりました。ありがとうございました。
・習してくれば良かった・・・。
・営業するうえで役にたった。法人に早くアタックしたい
・「辞めないでほしい」という片岡さんの一言が心に残っています
・シナリオは暗記する!
・じわじわいきます
・4回目の研修受講です。毎回、楽しくて仕方ありません。5回目も受講したいです
・練習しないと自信になりません。積み重ねよう。
・2日間、ありがとうございました。機会をいただけたこと感謝です。
正直、法人営業は得意ではありません。 しかし、この機会で一皮、二皮向けたと信じています。
自分を信じ、負けることなく取り組みます。次回も参加したいです。
・研修の前は色々ありモチベーションが下がっていたのが、この研修で上がりました。
・前回は必死でした。全体的に俯瞰的に見れて、とっても良かったです。
・ロープレがあり、読み合せがあり。頭にすんなり入るような内容です。次回は2人できたいです

当日はたくさんの質問をいただきましたが、
「法人営業はマスターしたいです。最も大切なことは何ですか?」
という質問がありました。

法人営業をマスターするには、
一体どれだけの時間を味方につけなければならないのでしょう?
どんなことに時間を割くのが効果的なのでしょう?

僕が思うに、
最も時間がかかるのは、
知識やスキル、シナリオを暗記する、というような、
「覚える時間」ではないような気がします。

では何が重要なのか?
僕の答えは、

今までの
「苦手だなぁ」という自信のなさ、
「これが僕たちの今までの常識」という過去の積み重ね、
「業界の当たり前」という暗黙のルール、
これらを『捨てる時間』だと思うのです。

苦手な自分に許可を出す。
常識や当たり前の、知っているという名の壁を取り壊す。
今までの時間を手放す、そして任せる。
知識を取り入れるだけでなく、行動しないと始まらない。

これらメンタル面の強化に時間がかかるという事実。

半歩前へ!!

「法人営業をしていい許可」が出たあなたの勇気ある半歩は、
一生モノのメンタル強化の賜物なのです。

 

2016.9.5 営業シナリオライター 片岡 隆太